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薬剤師インタビュー10

屋外で電話する矢野

お客さまへ「想いのリレー」をつなぐ
イオンのキャリアは一本道じゃない

バイヤー

矢野 友紀

H&BC本部 ビューティ商品部
2009年新卒入社

Q1 現在の仕事内容について教えて下さい。

オーガニック化粧品・食品に関する教育担当とバイヤーを兼任しています。店舗巡回時や・TV会議などで商品に関するトピックス・季節ごとのおススメといった店舗の従業員への情報共有をはじめ、「どのようにオーガニック商品の価値をお客さまにお伝えするか」といった接客の教育を行っています。
私は入社時はイオン薬局の薬剤師としてキャリアをスタートし、調剤・OTCの両方を経験しました。患者さまの悩みをヒアリングしながら、栄養素などによる効能・効果を踏まえながら商品をお勧めする「課題解決型の接客」の経験が、現在の業務に活きています。

パソコン作業中の矢野

Q2 仕事のやりがいと難しさはどこにありますか?

メーカーがお客さまに喜んで頂けるよう、想いを込めて商品をつくり、イオンのバイヤーは信念をもって商品を厳選する。その想いを受け取った売場の従業員が直接お客さまと向き合い、商品が渡っていく。そうした「想いのリレー」を実感できた時にやりがいを感じます。
オーガニックコーナーの設置店舗は全国約130に及ぶので、商品の機能性や開発ストーリーを売場の従業員と共有し、なおかつ効果的な接客を教育・定着させるのは大変なこともあります。研修の企画もチーム内で知恵を出し合い、より多角的かつ効果的な研修を実施するように努めています。とくに私はチーム内で唯一の薬剤師なので、薬学の知識を活かした仕事ができるように心がけています。

商品を手に取る矢野

Q3 イオンで得られた出会いとチャンスは?

入社当時は「薬学部を卒業したから薬剤師になる」くらいの、漠然とした仕事観しか持っていませんでした。しかしイオンには、そんな私にも新たなキャリアを築いていくきっかけをくれる環境がありました。薬剤師の同期の仲間はもちろん、イオンには薬剤師以外にも各専門の売場で働く従業員がたくさんいて、それぞれが目標を持って頑張っています。自分にないものを持つ魅力的な人たちとの出会いの数だけ、自分を見つめる機会がありました。
今のポジションに就くことになったきっかけは私が現場の薬剤師として、さまざまなOTCをはじめとする商品や従業員の方々と関わる中で、化粧品に興味を持つようになったことでした。現場の薬剤師としてのキャリアはもちろん、それ以外のキャリアも含めた選択肢が多い環境で働けるということは、長く働く中で幸せなことだと感じます。

取引先と打合せ中の矢野

Q4 仕事と育児の両立はできていますか?

私の所属チームでは5人中3人が子育て中ということもあり、産休育休を取得する前から休暇中や復帰後に関するアドバイスをもらうことができました。あらかじめ万全のプランを立てた上で産休育休にのぞめたので、出産してから子どもが3歳になる現在まで、ブランクが原因でキャリアが途切れることはありませんでした。
職場に復帰してからは育児勤務で働き、限られた時間の中で計画的に業務を進め、育児と両立するように努めています。それでも子どもの用事でどうしても業務を調整しなければならない時には、同じく子育てをしているチームの人たちと助け合いながら業務を調整しています。

矢野人物写真

今後挑戦したいこと

バイヤー業務を含め、引き続きオーガニック商品の推進で成果を出していくのが個人的なテーマです。
オーガニック商品はかなり世の中に浸透してきましたが、「お客さまが求めている機能」と「手頃な価格」を兼ね備えた商品は、まだまだ市場に少ないと思っています。将来的には、イオンのブランドとしてオーガニックの商品を開発し、お客さまに生活の中でもっと当たり前にオーガニック商品を使っていただける世の中にしていけたらいいですね。

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