地域の健康に寄与する調剤薬局へと、さらに進化する



入社のきっかけお客さまの身近な存在になり、幅広い提案がしたかった
転職した理由は、「患者さまと近い距離で、生活に密着した幅広い提案をしたい」という想いが強くなったからです。MRは、医療に貢献できるポジションです。しかし、患者さまは遠い存在で、貢献している実感が得にくい環境でした。イオンリテールであれば、直接患者さまと触れ合うことができ、さらには衣食住を含めた幅広い健康情報を提供できると思いました。
MRは、多忙な医師とスピーディーに信頼関係を築くことが求められます。真のニーズを把握するスキルが、管理薬剤師業務でも活かされました。スピードを求める方には迅速な対応を。安心感を求める方には丁寧な説明を。一人ひとりに合わせた繊細なサービスを提供できたと思います。また他部門とのコラボレーションもイオンリテールならでは。部門の垣根なく、店舗全体を巻き込み運営ができます。パンデミック映画が流行した時には、担当者に依頼をして映画館にマスクを設置したり、チラシを配ったり。部門の垣根なく、店舗全体を巻き込み運営できる面白さがあります。

現在の仕事調剤薬局の業務課題を自動化推進で解決へ
現在は、2024年4月に始動した開発DXグループのマネージャーを務めています。業務内容は幅広く、店舗開発や最新機器の導入、新規事業の立ち上げ、オンライン調剤薬局関連のプロジェクトなどがあります。「お客さまと触れ合いたい」という入社当初の想いから、さまざまなキャリアを経て、多角的な貢献性を考えるようになりました。いまはイオンリテールの調剤薬局全体が大きく前進することで、地域のお客さまへより大きな貢献ができると感じています。
直近で印象に残った仕事は、調剤在庫集約センターの設置です。これまで薬局間で連携しながら医薬品を有効活用してきましたが、現場の業務を圧迫する原因になっていました。この課題を抜本的に解決したのが、調剤在庫集約センターです。全国の薬局の在庫を一括管理し、再分配できるようになりました。昨年9月からの開設ですが、着実に成果が出せています。

今後の目標リソースを活用し、イオンならではの調剤薬局づくりを
調剤薬局の役割は、ただ薬を渡すだけではなく、地域の健康に寄与する存在へと大きな転換期を迎えています。中期的には、業務の自動化とオンライン処方に向けた取り組みを推進し、長期的には看護・医療・介護を含めたトータルケアを実現できる企業へ成長させたいと考えています。一部はすでに始動しており、デイサービス「イオンスマイル」と連携した初の路面店を今年7月にオープンしました。そのほか、在宅調剤の認知拡大も進めているところです。
振り返れば、入社したときには想像もしなかったキャリアと経験、スキルが積み重なっています。21年経った今でも、新しい仕事や体験をすることが多く、大変ながらもワクワクしながら業務に取り組んでいます。イオングループには、多種多様な事業とサービス、挑戦を歓迎する風土があります。今後もグループリソースを活用して、イオンならではの薬局づくりに邁進するのみ。これから入社される方も、私を追い抜くぐらいの気持ちで、一緒に挑戦と成長を楽しみましょう。

オフの日の過ごし方

ここ数年でトライアスロンにはまりました。限界が来ている身体をさらに追い込み、トレーニングをすることに喜びを感じています。2~3カ月に1度は、友人と自転車での山登りやロンググライドを楽しんでいます。

大事な家族の一員、トイプードルのマロンとじゃれあうのが癒しの時間です。今年11歳になったマロン。散歩に出掛けたり、すこし遠出をしたり、まだまだ思い出をたくさんつくりたいです。