医療を、もっと身近に。ずっと寄り添えるSC展開をしたい



入社のきっかけ薬だけでなく、衣食住含めた生活をサポートしたかった
大学時代の実務実習では、糖尿病の患者さまがいる病棟へ配属されましたが、そこでは無事に退院したと思った患者さまが、数ヵ月後にまた病院に戻ってくることもしばしば。入退院を繰り返す患者さまを目の当たりにして、生活全般をフォローしなければ根本的な解決にならないと考えるようになりました。
会社選びの軸は、治療+生活のサポートができる企業。イオンリテールであれば、薬学部で培った知識や知見を存分に活かしながら、衣食住など多方面からお客さまを支えられると思いました。実際に多くの患者さまが治療+αのご提案を喜んでくれました。たとえば、花粉症の患者さまには、花粉が付きにくい衣服や花粉対策家電をご紹介。生活習慣病の患者さまには、スーパーにある野菜メインのお惣菜をご案内。そんな風にお客さまの健康的な生活をサポートできるのがうれしかったです。

現在の仕事イオンの特長を活用して、医療とお客さまをもっと身近に
現在は、テナントの誘致から開業までを支援するリーシング業務を担っています。初めて携わる不動産業と、他社に「イオンリテール」を売り込む営業業務。着任後しばらくは転職したような気持ちになりました。担当分野は、クリニックをはじめとする福祉施設や保険会社、携帯ショップなど多岐に渡ります。特に経験が活かせる領域は、やはりクリニックや福祉施設。医療に携わってきた身として、ショッピングセンター内の実情とともに実体験をお話しできることが強みです。
テナントを誘致する際に大切にしていることは、“Win-Win-Win”であること。地域で必要とされている科目のクリニックを開業できたときは、地域のお客さま、クリニック(医師)、当社のすべてに貢献できている実感が持てます。さらにイオンは、お客さまの生活になくてはならない存在。そのような施設にクリニックを誘致することは、お客さまと医療の距離を近づけることにつながります。医療機関が身近になれば、予防医療分野においてもお客さまをサポートできると感じています。

今後の目標新しいお客さま層に向けたSC展開がしたい
ファミリー層向けSCを展開するイオンリテールですが、高齢の方や介護をする方向けのSCもつくりたいと考えています。SCも地域のお客さまと一緒に年月を重ねますから、ずっと寄り添えるサービスを提供したいという想いです。
以前、ディベロッパー(※)について学べる社内ビジネススクールを受講しました。学びを機に、2017年には新業態の調剤併設店舗のオープンを経験しました。ゼロからの新店舗立ち上げ。店長と一緒に、必死で頑張りました。薬局や市販薬はもちろん、日用品や化粧品、文房具、調理器具など、食品以外の商品はすべて私が担当。初めてのことだらけのなか、無事にオープンすることができました。
社内ビジネススクールでの学びや新店舗立ち上げ、現在のテナントリーシング業務。すべての経験が、高齢の方や介護をする方向けのSC開発に寄与できると考えています。新しいターゲット層に向けたSC立ち上げの機会があれば、喜んで手を挙げようと思います。
※ 土地や街や店舗の開発事業者のこと。

オフの日の過ごし方

平日は、妻が家事育児をやってくれているので、「休日くらいは妻に休んでほしい」とよくキャンプへ行きます。子どもたちとの時間も楽しみながら、テント設営や料理など私が先陣を切って担当しています。

アウトドアが好きで、友人たちと登山に行くことも。千葉にある山から、遠くの山まで。ときには宿泊コースで出かけます。やはり身体を動かすことは、いいリフレッシュになりますね。