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薬剤師インタビュー06

屋外で上を見る清田

お客さまの健康を心から願う気持ちは、
薬局にいた頃も、商品開発の今も変わりません

商品開発

清田 薫

H&BC商品部 ヘルスケアMD
2001年新卒入社

Q1 現在の仕事内容について教えて下さい。

私はイオンのプライベートブランド、トップバリュ商品のヘルスケアMD(マーチャンダイザー)として、医薬部外品にあたる健康食品・美容食品全般の商品開発を担当しています。主な商品はサプリメントやプロテインパウダー、青汁、美容向けドリンクなど、比較的売れ筋になっているものが多いです。
開発を担当している商品は、原料の選定、仕様・コンセプト策定、価格設定、製造委託といった開発工程から、発売後の予算・売上管理まで、いわば商品の「オーナー」となって商品のすべての過程を設計しています。基本的には自分で取りまとめた内容を社内の会議にて提案し、承認を得ながら商品開発を進めています。

PC作業中の清田

Q2 やりがいはどこにありますか?

自ら企画したトップバリュ商品が全国のお客さまのもとに届き、日々のくらしの健康管理に貢献できるのが、何よりのやりがいとなっています。私が薬局で働いていた頃、生活習慣病や介護などの悩みをもったお客さまが来店された際、「もっとこんなスペックの商品があったらお客さまが助かるのに」と感じたことが数えきれないくらいありました。これが商品開発をやりたいと思った原体験です。
現在は薬局勤務の時のようなお客さまとの直接的な接点はありませんが、「お客さまの健やかな毎日に貢献したい」という、当時からの想いは今も変わっていません。

商品を前に商談中の清田

Q3 難しいと感じるところは?

薬の専門家として商品開発を進めるうちに、自分の理想に偏りがちになり、気がつくとお客さま視点から離れてしまうことがあります。例えばサプリメントの原料を選定している際にも「この成分は健康にすごくいい」という情報が日々たくさん入ってくるので、ついマニアックな成分を配合したくなります。
さまざまな情報が入ってくる中で、専門的な視点を持ちながらも、「お客さまにとって本当に必要なものか」「わかりやすく安心できる商品は何か」という視点をバランスよく併せ持ち、情報の取捨選択が偏りすぎないようにするのが苦労するところですね。

サンプル商品を試す清田

Q4 イオンビジネススクールで勉強した内容は?

私は入社5年目にイオンビジネススクール「商品部コース」を受講しました。所属や職種を越え、同じ目標を持ったさまざまな立場のイオングループの仲間との交流を深めることができたことと、バイヤーとして求められる知識やマーケティング手法などを学ぶことができました。
中でも印象的だったのは、レースカーテンを製造している福井の工場を訪問し、初めて商品の製造現場を見せてもらったことです。ジャンルこそ医薬品ではありませんが、工場でつくられた商品が問屋さんを経て売場に並び、私たちが販売し、お客さまのもとに届く。その過程が自分の中で一本につながったのは大きな刺激でしたし、商品開発にチャレンジする上での貴重な体験だったと思っています。

清田人物写真

今後挑戦したいこと

オンラインならではの可能性を広げ、新しい生活様式におけるニーズに応える商品をお届けしたいと考えています。売場でお客さまに直接商品を手に取ってもらえるのは大変嬉しいですが、オンラインでは物理的な制限がない分、詳細な商品の情報やストーリーをお伝えできると考えています。そして将来は、トップバリュの健康・美容食品全体を統括する開発部長として、全体の商品開発を指揮したいと考えています。

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