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薬剤師インタビュー04

携帯電話で連絡する寺尾

薬局の現場とのコミュニケーションを大事に、各店舗をサポート
従業員の教育に力を入れると共に、自らも高める

調剤トレーナー

寺尾 直也

近畿エリア 京都・滋賀、奈良・東大阪事業部
2009年新卒入社

Q1 現在の仕事内容とやりがいは?

調剤トレーナーは、担当するエリアの薬局を対象に薬剤師や調剤事務の指導、薬局としてのリスク管理や数字管理を行い、患者さま、お客さまから支持される薬局づくりのサポートを行うのが主な役割です。他にも集合研修の講師、薬局を新設する際の法的申請などの業務も行います。
地域に根ざした薬局にするために課題を把握し、地域特性にあわせて処方箋枚数、ジェネリックの使用比率など具体的な経営数値目標を掲げます。目標に向かうプロセスで担当している店舗の従業員から課題が解決できて「ありがとう」と感謝されたり、目標を達成して薬局全体がレベルアップした時はとても嬉しいです。

パソコン作業中の寺尾

Q2 現在の仕事に活きている薬局現場での経験は?

特に印象深いのは、管理薬剤師として新店の薬局の立ち上げに携わった経験です。パートタイマーの薬剤師・登録販売者・調剤事務のほとんどがイオンで働くのが初めてという状態からのスタートでした。「教育が重要」と考えた私は、目先の仕事内容や業務フローだけでなく、患者さま、お客さま第一の企業理念や、コンプライアンスなどイオンが担う社会的責任の大きさなどをしっかり伝え、従業員一人ひとりの経験値や目線などに合わせた教育を行いました。
また、服薬指導で苦労した経験も今に活きています。駆け出しの頃はつい目の前の薬の説明に終始しがちになりますが、患者さまをよく観察して話すことでリレーションは飛躍的に向上しました。「モノから人へ」。まさに薬剤師は対物業務ではなく、対人業務の仕事ですね。

薬剤師2名と談笑する寺尾

Q3 調剤トレーナーとしてこだわっていることは?

各薬局の店舗と意思疎通を図る際に、電話やメールなどで済ませず、できるだけ店舗に足を運びメンバーが抱えている本音を引き出すことです。
管理薬剤師とは会議などで直接話す機会がありますが、それ以外の従業員は店舗に行かないと接点がありません。店舗に行くと担当者から「このレセプトはどう対処すればいいですか?」「調剤事務研修はこう進めてくれませんか?」といった実務の話から人間関係の話まで、さまざまな相談があがってきます。そうした現場からの要望に対して、一つひとつ丁寧にサポートすることを心がけています。

管理薬剤師と話をする寺尾

Q4 イオン薬局の優位性はどこにあると思いますか?

OTC医薬品や健康食品、介護用品など、取り扱いのバリエーションが豊富なので、患者さま・お客さまに対して、生活上で困っている点も含めて相談に乗れる点です。調剤用医薬品をお渡しする際に、患者さまの状況やニーズに応じて関連商品の提案をすることもしばしばあります。
その他には、健康イベントを開催した時の集客力だと思います。私が担当する店舗でも血糖値測定会や、地域の医師会や薬剤師会との連携による大規模な健康イベントを開催しています。このようなイベントは医療機関などが単独でやろうとしても集客が難しく、「日曜日にイオンモールの中でイベントを一緒にやりませんか?」という相談もしばしば受けます。多くの人にイベントに参加してもらい、健康意識を高めてもらうきっかけをつくることができるのもイオンならではです。

寺尾人物写真

今後挑戦したいこと

教えることが好きなので、教育の道に進んでいきたいです。現在は近畿カンパニーの所属ですが、将来的には本部での教育にも関わり新入社員研修等で、たくさんの若い薬剤師の育成に挑戦したいという目標があります。しかし、その目標を実現するには、まだまだ勉強不足です。実務を通じてはもちろんのこと、自主的にEラーニングで知識を増やしています。他にも他職種の方々と共に学ぶ集合研修でさまざまな考えに触れながら、広い物の見方を養っていきたいです。

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