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薬剤師インタビュー03

服薬指導中の山岡

自分から手を挙げて、チャンスを掴める環境
患者さまにとって良いと思ったことは次々にチャレンジ

管理薬剤師

山岡 恵美

イオン薬局茨木店 2007年中途入社

Q1 管理薬剤師としての仕事内容・
やりがいは?

管理薬剤師の仕事を一言で言うと、あるべき薬局の姿を描き、薬局の従業員全員で実現させることです。課題や目標を共有し、実行に移してやり遂げた時には大きな達成感が得られます。
また現在の薬局では医師や看護師、ケアマネージャーと連携して在宅訪問にも取り組んでいます。他にもイオンの健康イベントを通じて知り合った地域包括ケアに関わる地元の方からお声がけをいただき、月1回くらいのペースで地域ケア会議に参加するなど、前職の病院勤務の頃とは違う面分業ならではの仕事の広がりを感じています。

電話しながらPC操作する山岡

Q2 新人育成で心がけていることは?

常に患者さまを中心に考え、行動できる薬剤師になってほしいと考えています。そのために心がけているのは「薬剤師はどうあるべきか」を考える機会を、なるべく多く提供することです。最初から技術論や知識論を伝えると、「処方箋通りに薬を出しているから問題ない」という意識を生み、薬を出すことが目的になってしまうことが一番怖いと思っています。
イオンではさまざまなお客さま向けの健康イベントを行っており、特に新人薬剤師に積極的に参加してもらうようにしています。患者さまやお客さまが、何に悩み、どんなことに困っているのかを直接対話することで知ってほしいと思っているからです。聴く力・話す力を身につけ、患者さまに頼られている姿を見ると嬉しいです。

同僚と話す山岡

Q3 イオンリテールに転職して成長できたと感じる点は?

医療関係者だけでなく、衣料品・食料品・住居関連商品売場で働く従業員をはじめ、社内のさまざまな部署の方々と一緒に仕事をすることで、視野が広がったと感じます。薬局として患者さま・お客さまのために何ができるかを考える際、薬剤師だけで話していると法律やルールが気になってしまい、否定から入りがちです。しかし、違う部署の従業員と集合研修などでディスカッションすると、「あれもできる」「これも面白い」と、薬剤師の自分からはまず出てこないような想像力豊かなアイデアに触れることが多々ありました。
病院からイオンリテールに転職し、さまざまな考え方と価値観を知る度に、課題に対応する時の思考の引き出しが増えたと実感しています。

部下と談笑する山岡

Q4 転職を検討中の薬剤師にお勧めできる魅力は?

イオン薬局は、大学病院・総合病院からクリニックまで広いエリアの処方箋を受け付けている面分業で、さまざまな医薬品に携われる点が、スキルを高める環境として恵まれていると感じます。ちなみに、私が勤務する薬局で扱う処方薬は約2300品目に及んでいます。
また自分から手を挙げれば、どんどん新しいキャリアを切り拓くチャンスを掴めるのも大きな魅力です。私も入社してから「処方箋の枚数の多い薬局で働きたい」、「次は管理薬剤師に挑戦したい」など積極的に希望を伝えながら、やってみたい仕事に次々にチャレンジしてきました。

山岡人物写真

今後挑戦したいこと

私は「こうした方がもっと患者さまのためになるのではないか」と思ったことに試験的に取り組み、そこから得たノウハウを体系化させて現場に定着させるプロセスにやりがいを感じます。薬剤師の教育という観点でも、まだまだ改善できると思っています。将来的には全店舗で横断的に使えるような研修プログラムの作成にチャレンジするなど、より広い範囲で多くの人の成長に貢献できたらいいですね。

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